毛髪皮膚科学のプロが教える!酸化皮脂(角栓)をきちんと除去する頭皮の洗い方


こんにちは。セラピュアの今泉です。

皆様は「角栓」という言葉をご存知ですか?

「角栓」とは頭皮の毛穴に詰まって酸化した皮脂汚れの事です。

角栓に雑菌が繁殖すると毛根内部から頭皮環境を悪化させる原因になります。
そしてなにより厄介なのが、育毛剤の浸透を妨げる原因にもなってしまうのです。

「育毛シャンプー」にはこの酸化した皮脂汚れ「角栓」を除去する効果が期待されるのですが、良いアミノ酸系のシャンプーを選べばこの「角栓」をしっかり除去できるのかというと、そんなことはありません。
シャンプーで角栓を除去して育毛に最適な頭皮環境を整えるためには、シャンプーをするときの『洗い方』が実は非常に重要になってくるのです。

普通のシャンプーでは実はほとんど洗えていない!

皆様は普段シャンプーをするときにどのように洗っていますか?

「シャンプーを泡立てて指の腹を使って洗う」これが一般的に言われているシャンプーの使用方法になりますが、
髪の毛をかき分けて頭皮をゴシゴシと摩擦するように洗っていても、実はほとんど髪の毛同士をこすり合わせているだけで、毛穴に詰まった頭皮の汚れにはほとんど届いていないんです。
頭皮に届いていないのでは毛穴の汚れまで取れるわけはありません。

もちろんこのシャンプー方法が間違っているわけではありませんが、
せっかく「育毛シャンプー」を使っても、薄毛の原因になる毛穴に酸化した皮脂がたまると次のような頭皮環境の悪化を引き起こします。

マイクロスコープで毛穴を見てみました

以下は2016年に弊社で一般公募したモニター様(30代男性:会社経営)にご自身でしっかりとシャンプーをしてもらった直後に、マイクロスコープで毛穴を見てみたときの写真です。

毛穴に詰まった皮脂汚れを洗えていない状態


頭頂部付近には、余分に分泌された皮脂やフケなどが毛穴をふさいでいる状態が確認されました。最も念入りにシャンプーをしたと思っていた部分でもこのような状態が見られてしました。
およそ慢性的な毛穴のつまりが起きているせいか、頭皮の血流も悪くなっているため肌色が茶褐色になっています。

毛根がほぼ休止状態になっている


モニター様が最も気になっているという前頭部のM字部分の毛根の状態を映したものです。シャンプー直後にもかかわらず頭皮と毛穴にはベタツキが見られます。また、萎縮と頭皮環境の悪化により、1つの毛穴から細く弱い髪の毛が少量しか育っていない様子が見られます。

きちんと洗えている毛根の状態


念入りに洗ったと思っていた頭頂部とは反対に、あまり根に利には洗えなかったかもしれないと感じられていた側頭部の毛根の状態はとても綺麗でした。側頭部は頭頂部や前頭部とは違い男性ホルモンによる薄毛の影響を受けにくい部分ですので、きちんとシャンプーできていなくても、健康な頭皮の状態で色も青白く、1つの毛穴から2~3本の健康な髪を育てている理想的な状態を維持できていることがわかりました。

薄毛にならないシャンプーテクとは

このように、念入りにシャンプーをしたつもりでも実は残ってしまっている頭皮の汚れは、

特別な器具を使ったり、発毛サロンなどで高額なスカルプクレンジングなどの施術を受けなくても、実はセルフケアである程度まで角栓を除去して清潔な頭皮の状態を維持することができます。

そのためには、ただ「指の腹でゴシゴシと」シャンプーをするだけでなく、洗い方に一工夫をすることが必要になってきます。

頭皮の角栓を除去するためには

頭皮の角栓を除去して健康な頭皮環境を維持するためには、頭皮の洗い方を考える必要があります。
それが今回ご紹介したい『揉みだし洗い』です。

コツは毛根から汚れを「ひねり出す」イメージを

肌をつまむようにして寄せ合うことで、毛穴は開きます。

ちょうど鼻の頭などを指でつまむようすると毛穴が開くのと同じ原理です。

両手の指で挟みこむように頭皮を寄せ上げ、開いた状態の毛穴に、シャンプーの泡が触れることで、汚れを絡みとってくれるのです。

シャンプーで角栓を除去出来れば、育毛剤の浸透性も高まりますのでより育毛剤の効果も発揮しやすくなってきます。

簡単に試せて効果的!ぜひ今日から実践してみてください!


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